3・11東日本大震災・東京電力福島第一原発事故から12年

東日本大震災・東京電力福島第一原発事故から12年を迎えた3月11日。私は午後2時46分に荒浜慰霊塔の前で犠牲になられた方々に心から哀悼を捧げ手をあわせました。

12年前のあの日は、雪がふる寒さでした。あたたかく穏やかな今年がうそのよう。大切なひとを想う気持ちや悲しみ、心の傷は何年たっても癒えることはありません。それでも、懸命に生きてきた12年だったと思います。

終のすみかと思い入居した「復興公営住宅」の家賃の引き上げ問題やコミュニティ支援、在宅被災者支援、災害に強いまちづくりなど安心の暮らしを実現するための復興の仕事はまだまだ続きます。

東京電力福島第一原発事故を体験したこの国が、原発回帰で老朽原発の60年超えの稼働や新増税に突き進むことは許されません。ふるさとも当たり前の日常も奪った原発は私たちの未来に相容れません。原発にも石炭火力にも頼らない、持続可能な道へと日本は歩むべきです。省エネと、小規模で地域住民生活に役立つ再エネを組み合わせるエネルギー政策へ転換を。

皆さんとともに、歩み続けます